[ 講演内容 ]
「10年後のあるべき姿は?」、「豊かさをどう評価すべきか?」、「地域の新産業を始められないか?」本セッションでは、地域に眠る資源や課題解決を通じた、地域の魅力づくりをテーマに議論をインフラやイノベーションといった視点で深めます。特にSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)という人口増加や企業誘致においても重要な役割を果たす取組みが日本でもスタートしました。多岐にわたる目標は地域における農業、エネルギー、福祉、生涯学習など地域の重要な課題とも重なります。今回は産官学の3氏を招き、その基礎研究や実践、産業振興の深い知見をベースに討論いただきます。
[ 講演者プロフィール ]
- 白川 博一 氏
- 旧芦辺町長、壱岐市森林組合代表理事組合長などを経て、2008年より現職。2012年から全国離島振興協議会会長を務める。座右の銘は「進取(しんしゅ)」。壱岐市はSDGs未来都市計画『壱岐活き対話型社会「壱岐(粋)なSociety 5.0」』を策定し、2030年のあるべき姿に向けて動き出した。そのあるべき姿とは。

- 馬奈木 俊介 氏
- 独立経済産業研究所や九州大学において、環境経済学や資源経済学を研究。研究室では、気候変動などの環境問題、エネルギー、開発と貧困といった国際的な問題、さらに住宅価格の高騰や都市問題などの研究を実施している。また、地域住民の利益、経済といったシティプロモーションの観点も持つ。主な著書に『豊かさの価値評価―新国富指標の構築』(中央経済社, 2017年)や『新国富論―新たな経済指標で地方創生』(岩波ブックレット, 岩波書店, 2016年)など。

- 小嶋 祐輔 氏
- 2008年3月、東京大学大学院 工学系研究科 産業機械工学専攻 修士課程 修了。ソニー、アクセンチュアを経て2014年にLooopに入社し、2015年7月より、電力事業を立ち上げる。

- 織田 竜輔 氏
- 2012年事業構想大学院大学出版部入職。2014年月刊事業構想編集長。2017年より現職。社会課題と経営資源、地域資源から新事業を構想するためのメディア「月刊事業構想」の出版に、創刊時より参画。近年は、特に「地方創生」と「イノベーション」を重点テーマとしている。また、環境ビジネス誌および環境ビジネスオンライン、開業医向けの雑誌・メディカルコミュニケーションの編集室長を兼務。メディア事業のみならず、人材紹介事業の創設、プロジェクト研究の主催、自治体や国との地方創生をはじめとした関連事業にも携わっている。企業の製品開発支援や、マーケティング、営業、広報、宣伝等の各戦略立案、実行等にも実績がある。地方創生関連の講演・研究会・研修・イベント開催等、実績多数。
